サイト構築に必要だと弊社が考えていること
googleのアップデートで影響を受けたサイトがとても多いが、特に多いのがアフィリエイトサイト。
中にはアフィリエイトサイトだけ狙い撃ちされているとの見解を示す人も居ると思うが、実際にはそうではない。
googleが求めているサイトと内容がそぐわないだけの話だと考えている。
弊社のいくつかのサイトも影響を受け、アクセスが激減しているものもある。
ただ、今回、2019年3月のアップデートでは上がったサイトもいくつか見られた。
影響を受けず、定位置に居るサイトもある。
では、下がったサイトと変わらない・上がったサイトの違いとはいったい何だったのか、自分なりに検証してみた。
下がったサイトの多くが、以下の基準を満たしていないと判断したから。
むしろ検証する必要も無い。
考えてみればごく必然のことであるからだ。
サイト構造に付いて
自分のやり方で言うと、あまりペルソナは細かく設定しない。
と言うのも、自分は好き勝手に記事を書きたいし、スタッフに対してもそのように指導している。
理由はカンタンだ。
楽しくないからだ。
ただし、サイトを作成する上で絶対に必要だと考えているものがいくつかある。
今回はそのことに付いて説明しようと思う。
*弊社の考え方ゆえ、あくまで参考程度に見て頂ければと思う。
ベース記事の重要性
自分がサイトを新たに作成する時、必ず先に用意するのがこれ。
下がった多くのアフィリエイトサイトに抜けているもの、それはこの『ベース記事』だと考えている(他のサイトは全く見てないから何とも言えないけど)。
SEOを考えた記事では無いため、もしかしたら検索エンジンに出てきにくいかも知れない。
もしかしたらあまり見られないかも知れない。
だが、自分に専門知識があり、その道に通じる何かを示す必要があると考えている。
これは運営者情報ではなく、サイトの信頼性を向上させるための土台の記事である。
しっかりとした土台が無い家はどうなるだろうか。
自分はサイト作りは家を作るのと同じだと考えている。
テニスプレーヤーが野球の指導ができるだろうか?
アフィリエイトは誰でも参入しやすい一方で、サイト運営者が専門家でもなければその道の経験があるわけでもないケースが多い。
例えそのジャンルに精通していると謳っていたところで、本当にその運営者を信用できるだろうか?
こうした情報を示すべく、ベース記事はサイトの土台として重要な役割を担っている。
キーワード選定の重要性
ベース記事の背景があってこそ、キーワード選定の重要性が生きる。
信頼されているサイトがこれを行い、そのキーワードの意図を理解すれば、無双状態となる可能性がある。
だが、弊社ではキーワードの選定は一切行っていない。
理由はカンタンだ。
楽しくないからだ。
好きな記事を好きな時に書くスタイル、それが弊社である。
ただ、いくら好きでもマニアックすぎたり、ニーズが明らかに無いと感じるものは必要に応じて書くか書かないかを考える。
自分が疑問に思ったこと、知りたいことは、他の人も知りたいって考えるだろうと思うことを書く。
記事を書く際、仮タイトルは付けるが、基本的にタイトルは記事が書き終わってから考えている。
と言うのも、書き進めるうちに記事の方向性が変化する可能性があるからだ。
内容を変更するには骨が折れるが、タイトルを変更するのはカンタンだ。
ゆえにタイトルに合わせて記事を書くのではなく、記事に合わせてタイトルを考えるのが弊社のスタイルである。
特化型の意味を考える
特化型サイトとは、一体なんだろうか?
通常、あるジャンルを深く狭く掘り下げた詳しいサイトを想像するだろう。
特化型サイトが強いといわれているが、自分はそうでは無いと考えている。
むしろ幅広く展開している大型サイトの方が圧倒的に有利だとも。
だが、うちは特化型サイトに絞って大型サイトを構築することを目標としている。
この『特化型』だが、ジャンルを深く狭く掘り下げる、と言うものではない。
最近強いと言われているような大型サイトを見れば一目瞭然である。
なぜMY BESTが強いのか、価格コムが強いのか。
自分が考えるに、MY BESTはランキングに特化、価格コムは口コミに特化。
つまり、ジャンルに特化するのではなく、サイト構造自体が何に特化しているのかが重要なんだろうと考えている。
強い大型サイトに言えることは、サイトの方向性がぶれていないことが挙げられる。
一方、アフィリエイトサイトはジャンルに特化しているものの、内容はまちまち。
キュレーションサイトは問題外。
検索上位のリサーチの重要性
リサーチは重要だ。
だが、弊社は検索エンジン上位のリサーチはほとんど行わない。
なぜか?
内容が被るからである。
同じような内容を良いように書き換え、それを公開したところで二番煎じ感は否めず、検索する側のユーザーにとっても意義があるとは思えない。
参考資料はもっぱら本や雑誌。
もちろん記事構成も被るため、基本的にはネット上のサイトは参考にしていない。
例外としてどうしてもリサーチする必要があるものもあるが。
なお、国が運営するサイト、研究所、専門家が書く記事はリサーチする。
自分が本当に必要と感じる内容をテーマにピックアップする。
それに付いて自分の考え方を交え、資料を勉強して執筆するのがオリジナリティある記事を書く近道だと考えている。
今後、個人が戦っていくためにはどうすればいいのか
それは今、考え中だ。
ジャンル特化が最も安定しているように感じているものの、肝心なのは下層に存在するベース記事の存在だ。
ベース記事程難しいものは無い。
大手は会社の信頼性や実績、それに伴う被リンクでこれをカバーできるものの、無名の個人がやるには大金をかける必要がある。
盤石のベース記事をしっかり土台として機能しているかどうかがカギになると考えている。
それが無名の個人の実績や信頼性を担う重要なものだから。
いくら運営者情報に専門家ですって書いても、本当なのかどうかは傍から見ればわかるわけもない。
ジャンルによってまちまちだが、下がったサイトを見直すのであれば、ベースの記事も意識する必要があると考えている。
P.S.
これは弊社および執筆者個人の考えである。そういう考え方もあるのか、程度に思っていただければと思う。